先輩からのメッセージ

●ファッションは時代を変革するものです

装いは人を美しく見せるだけでなく、内面の不安を取り除き、自信を与え、自分を主張する強さをもたらせるもの。装う個々が皆、上機嫌で楽し気で嬉しそうに自己主張している。皆が一斉に、お気に入りの新しい服を着ている。新しい時代の到来は、きっと唐突に服に現れてきます。ファッションは時代のページをめくる行為。私たち一人ひとりが、良く選んだお気に入りの新しい服にそでを通して胸を張って歩きだせば、それは新しい時代のスタートです。ファッションは、時代を変革させるものですから。

[Profile]天津 憂

A DEGREE FAHRENHEIT デザイナー

2004年に単身渡米し、New Yorkコレクションブランド「Jen Kao」にて、メインパタンナーを務める。 数多くのデザイナーを輩出している、全米最大のファッションコンテスト「GEN ART International Design Competition」において、斬新なデザインとクリエーションの高さを評価され、アバンギャルド、メンズ部門で2006年、2007年にグランプリを受賞した。 その後、様々なアーティストへの衣装提供やコラボレーションなどを行いながら自身のブランドA DEGREE FAHRENHEITを発表。 コレクションは外見だけでなく、素材やディテール、パターンへのこだわりをもった斬新なデザインで、着る者の「個人の価値」を高め、メッセージ性のある洋服作りを常に心掛けている。 2010AW東京コレクションデビューを機に東京を中心に活動している。 2014年4月よりHanae Mori manuscritのデザイナーに就任。

●仙台を日本一可愛くオシャレな街に!

を使命としてショップ経営をしています。私自身は実家が魚屋なんです。商店街にあるお店で、それが原点になっていると思います。「今日何か入った?」と声を掛けられるような感じ、近所のお兄さんみたいな感じですかね。スタッフにも、『いらっしゃいませ』声がけは勿論、全ての仕事に愛情を持ち感謝の思いを行動で表そうと伝えています。

[Profile]山口 文彦

有限会社 ONE another 代表取締役 http://www.oneanother.co.jp/

山形県出身、創表現専門学校est卒業後、仙台市内のアパレル会社に入社し、販売員、ショップマネージャーとして活躍後、2002年有限会社ONE anotherを設立。現在PARCO FORUS、路面店にて「HYSTERICRLAMOUR SENDAI」や「BABAY PINKMOON」『ICONS』をはじめとするショップを運営している。

●あなたは今、何ができませんか?

出来ないものは努力だけで、殆どのことが出来るようになります。本当に出来ないものがありますか?。実はできることの方が多くないですか? ファッション、デザイン、技術、才能・・・。これはあくまでも道具に過ぎない。大事なのはその道具を使って、将来の自分のなりたい形はどういうものなのか、自分の未来を想像して叶える努力をすること。使い方によっては、想像を超えた未来が待っています。

[Profile]増田 周一

金属工房 -飾- 代表取締役 http://www.kazaribito.com/

1979年生まれ。2002年長岡造形大学鋳金科卒業後、好きなことを一生懸命する為に金属工房「飾」を立ち上げる。以降、本格的に金属作品製作し、コンペや全国のアートイベントに参加。2015年、ミラノ国際芸術大賞、オルセー界芸術遺産作家認定、日伊悠久の審美文化芸術金賞。2016年、日伊創世芸術文化大使、イタリア最高芸術勲章など、誰もが認める実力派。

●デザイナーは未来を想像し、提案する。

日本人の私が、その国でしか製作出来ないことをすることが、強いクリエーションを創る最初の一歩であると考えます。ファッションは個性、自由、流行といわれます。私はデザイナーという立場から、私が服を作り続ける意味、社会に対して何ができるのかと、深く考えます。デザイナーは未来を想像し、新たな視点で社会に価値観や多様性を提案する。そして、半歩先を歩いていくことだと思っています。時代は変わっても、ファッションに関するすべての人が、装う楽しみ、感動できる商品を求めていく。それが、人の心を動かし、希望、幸せを運べる仕事だと確信しています。

[Profile]志賀 亮太

SHIGA デザイナー http://www.ryotashiga.com/

1985年福島県いわき市生まれ。2005年、2006年オンワード樫山新人デザイナーファッション大賞メンズウェア入選。その後、ベルギーアントワープで一年間インターシップ。2008年、杉野服飾大学卒業後、イタリア、アントニオベラルディ―に師事。その後、アメリカ、ドイツ、ニュージーランド、シンガポール、中国のファッションコンテストや政府の招待でショーを行い、賞を受賞。2010年に帰国。フリーランスデザイナーとして活動をし、2014年、ブランド名を「シガ(SHIGA)」に改名、ファッションを通じ世界で未来永続的に継続する一人ひとりの幸福の為の行動を指針に、日々活動している。

●見聞を広め、世界の広さを知ることで、新たな時代の熱意が生まれます。

ファッションに興味を抱き、学び、人生に活かすことが出来るのは、有意義なことです。ファッションとは人々の心を瞬間的に高揚させる魔法のような力があります。一方では、作為的な演出でもあり、テクニックでもあり、ビジネスでもあるという事実を知り、そのうえで情熱と覚悟をもって接し方を見出すことが、社会に出るための必要な初期装備であると思います。見聞を広め、世界の広さを知り、これからの新しい世代を担う熱意が育まれることを期待します。

[Profile]及川 壮也

専門学校創表現研究所est卒業後、ロンドンへ渡英。約2年間の靴修理を経て帰国し。2004年よりセレクトショップの「URBAN RESEARCH」PRとしての活動後、ブランドの枠を飛び越えながらもコンセプトブックや写真展、ワークショップ、エキシビションなど、様々なカルチャー活動を企画運営。