
世界のファッションや歴史に触れることで、デザイナーとしての幅も広がります。
自由奔放に変わることを楽しむ永遠のガールズたちのための洋服をテーマにしたオリジナルブランド「Rocojuli」を展開する渡辺さん。「学生時代の一番の思い出は、ヨーロッパ研修旅行。ピエール・バルマン氏のオートクチュールのサロンを見学した時の、モデルのフィッティング風景やお客様からオーダーを受けるデザイナーの姿は今も忘れられません」。
オートクチュールの世界に引き寄せられ、デザイナー学科を卒業後、仙台市内のオートクチュールサロンでアシスタントとして経験を磨いた渡辺さん。「オートクチュールを学ぶうえで、服飾史とドレーピングの授業がとても役に立ちましたね」。2004年、念願のオリジナルブランドを設立し、昨年はロンドンで行われた展示会・マージンへ参加。「学生時代から旅行をしたり、見聞を深めることはデザイナーにとって大切なことだと思います。海外へ行くことで、日本の伝統の素晴らしさを改めて感じることができるはずですよ」。
渡辺ひろこさん
Rocojuli/代表・デザイナー(デザイナー学科卒業)
宮城県仙台市生まれ。卒業後、東京立体裁断所・近藤れん子氏に師事。オートクチュールアトリエアシスタント、アパレルメーカーデザイナーを経て、2004年、オリジナルブランド「Rocojuli」を設立。2008年秋よりベビーライン「Roco nano」もスタート。

自分から行動し、人に想いを伝える力が仕事の現場でも活きています。
「時代性に合った斬新なプロモーションを提案できアイデアあふれるプレスがこれからの時代に求められていると思います」と話す、及川さんは各メディアへの企画提案やマーケットリサーチをはじめ、イベント、フェアなどの催しなどPR業務全般を担当している。
そんな及川さんが在学中に目覚めたことは、"物事を調べていく楽しさ"と"行動すること"だと言う。「歴史、文化、民族、音楽など多種多様な要素の総体がファッションであるということに気づけたことは自分にとって、とても大きかったと思いますね。そして、学生時代から色々な人と会ったり、話をしたり、興味の持ったことへ素直に近づいていった"行動力"が色々なプロモーションを考えなければならない時、自分の引き出しとなっています」。
及川壮也さん
(株)アーバンリサーチ/プレス(ファッション表現学科卒業)
卒業後、ロンドンへ留学し、シューズデザイナー木村大太氏から靴作りを学び、帰国。その後、シューズメーカーの営業として勤務し、2004年、メンズ・レディースブランドの企画生産・販売を行う(株)アーバンリサーチに入社。

現場実習で、プロの仕事をどんどん見て、感じていって欲しい。
小さい頃から美しいものを見るとことや触れることが大好きだったという根岸さん。「授業で学ぶことすべてが私にとっては新鮮そのもの。ファッション業界で活躍するプロの先生から聞くお話も魅力的でした」。先生からの紹介がきっかけで、ファッションショーのフィッターのアルバイトや、スタイリストのアシスタントを学生時代から重ねてきた根岸さん。たくさんのプロたちが一つのものを作りあげる瞬間の感動は今も忘れられないそう。「学生時代に自分の行動で得たことは将来、自分にとってのかけがえのない財産になると思います」と話しながら、当時のスクラップブックをめくる横顔は、充実感に満ちている。
根岸寿枝さん
スタイリストオフィスことぶきや/主宰・スタイリスト
(スタイリスト学科卒業)
卒業後、スタイリストユニオンに入社し、桜井由美氏に師事。CMやTVをはじめ、ポスターや雑誌などの各方面でスタイリスト・ヘアメイクとして活躍後、2006年、スタイリストオフィスことぶきやを設立。また本校で講師も務めている。

学生時代の友達と仕事の現場でも切磋琢磨できるのがうれしい。
"大好きな服のそばで働きたい!"という熱い想いを抱き、ファッションビジネス科へ入学した沼田さん。「高校時代はデザイナーに憧れていましたが、だんだんファッションビジネスに魅力を感じてきたんです。授業で学んできた、流通や財務管理、バイイングなどの仕組みや販売企画などは古着業界でも、とても役立っていますね」。入社後、すぐにアメリカへ古着の買い付けへ同行した沼田さんは、古着の持つ魅力を肌で感じたそう。「英語でコミュニケーションをかわし、そして古着の山から宝物を見つけ出す先輩の姿に感動しました」。また、学生時代の友達と今も連絡を欠かすことがないという沼田さん。「ファッション業界にたくさんの仲間や先輩後輩がいるのもDOREMEならではだと思いますね」。
沼田眞弘さん
(有)黒船パシフィックコーポレーション/代表取締役
(ファッションビジネス科卒業)
山形県出身。卒業後、古着の輸入卸業を行う(有)黒船パシフィックコーポレーションへ入社し、アメリカでの古着の買い付けや全国各地のショップとの商談などを担当。現在は買い付けや卸業の傍ら、代表取締役として手腕を振う。

"目標設定力"と"達成力"がなりたい自分へと導いてくれるはず。
山口さんが学生時代から続けていることは"目標を常に設定し、達成していくこと"。「最初は小さい目標でいいんです。たとえ小さなことでも、達成すれば自信がついてくる。それを長期的に続けていれば、自分のビジョンややるべきことが見えてくると思います」。現在、掲げている目標は"販売業をサービス業にすること"なんだそう。「たくさんの人たちが携わり、一枚の洋服が生まれる。その想いをお客様のもとへ届け、喜んでいただくことが販売員の仕事。ネット通販などが進む時代だからこそ、お客様へのきめ細やかな心遣い=サービスが必要とされていると思うんです」と山口さんは語る。「学生時代から老若男女かかわらず、多くの人と関わり、話をしてみること。色々な年代・志向のお客様と触れ合う際に、役に立ってくると思います」。
山口文彦さん
(有)ONE another/代表取締役(ファッション表現学科卒業)
山形県出身。卒業後、仙台市内のアパレル会社へ入社し、販売員、ショップマネージャーとして活躍後、2002年、(有)ONE anotherを設立。現在、「HYSTERIC GLAMOUR SENDAI」や「BABY PINK MOON」をはじめとするショップを運営している。

常にかっこいい自分で在るために自分を磨いていく時間を惜しまないこと。
卒業生同士で設立したイエリデザインプロダクツ(株)は、レディースニットアパレルの企画、販売、卸売を行うニットアパレルメーカー。2004年からブランド事業を開始し「イリアン ローヴ」を発表。2008年には「アイエル バイ サオリコマツ」がパリコレにデビューを果たしたばかり。
「卒業後、販売の仕事をしていましたが、作り手になりたいと思い、都内のニットアパレルメーカーで10年間、生産管理や営業、マーチャンダイザーを経験しました。ニットアパレルメーカーを立ち上げるにあたり、学校で学んだ、マーチャンダイジングやICの授業がとても役立ちましたね」。街中で、自分たちが手掛けたニットを身に付けた人たちを見かけるたび、喜びを感じているという手塚さんと舟山さん。「学校は基礎や技術の習得はもちろん、ファッションや遊びなど、同じ物差しを持った仲間に出逢える最高の場所。学生時代に自分自身を磨く時間にどれだけの時間を費やせたかで、自分の未来が変わっていくはずです」。
舟山一幸さん
イエリデザインプロダクツ(株)/取締役チーフデザイナー
(マーチャンダイジング学科卒業)
手塚浩二さん
イエリデザインプロダクツ(株)/代表取締役
(セールスプロモーション学科卒業)
都内ニットアパレルメーカーにて営業・生産・マーチャンダイジングの経験を重ね、1997年、専門学校の同級生である舟山一幸氏とともにニットアパレルメーカー、イエリデザインプロダクツ(株)を設立。
